この所、身の危険を感じるような猛暑が続いていて。まだ7月に入ったばかりだというのに先が思いやられます。

 昔は(生酒などが無い頃)真夏の飲み物と言うとビールがほとんどでした。だから日本酒は夏が過ぎるのをじっと耐え忍ぶばかりでした。しかし、今はガス感のあるお酒、スパークリングのように発泡するお酒、米から造るのにシトラスのような柑橘系の爽やかな香りや、酸を上手に使い喉ごしのキレを良くしたお酒など、夏にも飲みたくなるように追及してきたおかげで、暑くても日本酒が売れるようになりました。
 当店立ち飲みコーナーでも、ガス感のあるにごり酒を飲んで、「まるでビールのような微発泡感があって美味しい」と言ってくれます。飲食店の方も良く見えてくださり、「飲まなきゃやってられない」とか言って飲んでくれるそうです。このように皆様に愛されるのはお酒自体が美味しくなったからに違いありません。

 今週入荷の真野鶴の純米大吟醸「真野鶴・130年の感謝をこめて」720ml 2,200円もまるでしっとりした上品なショートケーキのような優しい甘味とバランスの良い旨味が有り、これからご贈答品にも良いと思います。クオリティの高い限定品です。お早目にどうぞ!

 この所、暑さにも負けずワインのインポーターがいらっしゃいます。
話によりますと、今年のボージョレーヌーヴォーはかなり高くなりそうです。なかには「取り扱わないかもしれない」との声もありました。様々な世界情勢にプラスして飛行機便であるためロシア上空が通れないのもネックなようです。

 先日、ニューヨークのワインを試飲するチャンスがあり、美味しいワインがたくさんありました。やはり近年の温暖化で良い葡萄が取れるようになったと言っていました。
緯度が高くドイツ系品種が多いですが、かなり果実味豊かな味わいで、ブルゴーニュの価格がどんどん上がる中で、3000円代ならおすすめだと思います。3種類入荷いたします。

 暑さが厳しい折、どうぞお体に気を付けてお過ごしください。