3月末頃の夏日に驚いたのか、近くのケヤキの木を見ると産まれたての葉が枝先をゆらしていました。

 翌日の冷たい雨の日に角打ちにオーストラリア人を連れて来た方がいました。多分美味しい日本酒を飲ませたかったからだと思います。
最初はオリーブ酵母のすっきりしたお酒を飲み、次に少し甘めのお酒をお勧めすると、彼は日本人の友人にスマホの画像を見せ、友人は「甘草?と首を傾げつつ私にも画像を見せてくれました。
私は「ナイスコメント!」と言って、日本の方にワインでは甘めの味のコメントで出てくる表現ですと言うと、「僕が分からないのに嫉妬しちゃうよね」と苦笑いしていました。
やはりワインを飲んでいるので日本酒の味も理解出来るのかもしれません。
それから、「日本酒の造り方は全国で同じですか?と質問されました。
生酛とか山廃とか難しい話は抜きにして「だいたい同じだと思います」と言いました。
加えて「米の磨きや酒米の違いなど色々ありますが、最近はワインのテロワールのように地元のお米を使ってお酒を造る事が増えています」と伝えました。
日本の方にテロワールとは何ですか?と聞かれて、「例えばフランスでは地方によって葡萄品種が決まっていたり、粘土質や砂利質など土壌の違いによって作る品種が違ったり、その土地の気候も合わせてテロワールを意味しています」と言うと、「日本酒もそんな事を知って飲むと面白いですね」と言い、オーストラリアの方は今度来る時には日本語の勉強をしてきますと言って帰られました。

 さて、4月20日(日)は『フランスワインとニューワールドワインの飲み比べ』をテーマにワイン試飲会うを開催します。
すでにたくさんのお申込みをいただき残り僅かで満員となります。
お早目にお申込みいただければと思います。
よろしくお願いいたします。